毎年この時期の人気になりました酒粕(板粕の方ね)が入荷致しました。
最近TVでもその良さを取り上げられますが、麹と発酵の合わせ技ですからね。いい事だらけです。
当店の酒粕は蔵元様から直に仕入れたものばかりで、中にはこのお酒の酒粕をください!とピンポイントで
指名買いするのもあります。酒粕といっても味わいは搾られたお酒によって変わるので、甘酒向き、お鍋などに
入れるお料理向きなど用途をお聞きしてお勧めしています。
吟醸酒の粕は香りが綺麗で砂糖を入れてもくどくならないので甘酒向き。純米酒の粕は旨味が強く、
コクがあるのでお鍋にマッチします。酒粕もお酒と同じ個性があるので、食べ比べも面白いな~とおもいます。
さらにもう一年中人気の甘酒。これもキモは麹なんですが、造り酒屋の作る甘酒はなぜ美味いのか。
それは麹を作る精度がまるで違うから。お蔵にお邪魔して麹の話になるとそれだけで1時間なんてのは当たり前。
お酒の味を決めるのも麹なんです。飲む点滴とも呼ばれ、様々な栄養がバランスよくたっぷり含まれています。
甘酒と言っても、米麹のみの甘酒はノンアルコール食品です。お子様からどなたでも安心してお召し上がり
いただけます。その発酵食品の味を決める麹(こうじ)。お味噌や醤油、日本酒に焼酎など味の骨格となる麹は
製造工程において特に重要な作業となりますが、とりわけ日本酒造りの麹はその精度と手間の掛け方は
別格です。お米を選び、雑味部分を削り、じっくり時間をかけて作られます。
その高品質な麹で作るからこれほど甘いのに後味すっきり。くどさが無いのに余韻が深い。まさに造り酒屋だから
こそ造れる甘酒。夏は冷たく冷やして、冬はほっこり温めて。どちらも絶品です。
おすすめの飲み方をご紹介
〇 甘酒と牛乳を半々で合わせて、夏は冷たく、冬は温めて。栄養抜群!
〇 風邪をひいたときは、生姜を少し入れると温まりますよ。
酒粕も甘酒もこれからの冬の寒さ対策にぜひどうぞ!